WH ダブルエイチ 坪内浩×干場義雅 プレーントゥダービー サイズ感

アメブロによると今日はオリーブの日らしいです。
偶然今日庭用にオリーブの木を買おうと思っていたので一応報告しときます。


しばらくショッピングに出かけられていないフラストレーションでAmazonをポチってしまいました。
WHの靴。もともと興味はあったのですが、店頭にマイサイズが並んでいることもなく、
かといって取り寄せたりしてもらうだけの勇気もなかった一足です。



Amazonを見ていたら大きいサイズを発見。定価の10%OFF。30日間返品自由。
「返品できるならノーダメージだな」と、夜酒を飲みながらAmazonを眺めていたら翌日届いていました。



WH プレーントゥーダービー
シューズデザイナーの坪内浩氏とスタイリストの干場義雅氏の共同ディレクションによって製作されているブランド。
靴そのもののクオリティよりは、スタイルやデザイン、履き心地といった感覚的な部分を重視しているブランドです。 
サイズはUS10、日本サイズ28cmです。 アマゾンの10%割引で47,000円でした。


バーディーラストという木型です。思いのほか尖って、先はチゼル気味に落ちています。


ビブラム発泡一体型コマンドソール。セメンテッド製法です。
測り忘れましたがソールに厚みがあり、干場氏によると履くと5cm背が伸びるらしいです。


このソール、いかにもチープな感じがしますが、軽くて快適です。
ただこれだけ軽いと踵の減りがかなり速い気がします。


セメンテッド製法なので、ウェルトステッチはダミー。


素材は何ですかね。ウレタンですかね。塗装込みでここはさすがに安っぽく見えます。
ここだけがどうしてもスルー出来ないポイント。靴沼にハマる前の自分だったら多分そこまで気にしなかったでしょうけど、
今の自分にはこれがどうしても引っ掛かります。。せめてブレイクかマッケイにしてほしかった。


カップインソールがあらかじめ入っています。
これのせいなのか靴の形なのか分かりませんが土踏まずの突き上げが強烈です。



カップインソールを抜くとこんな感じです。
ライニングは手前は革張り、奥は布、底は手前奥とも紙でしょうか。


さすが有名デザイナー有名スタイリストの監修品だけあって、
ラストやトゥの形、紐のチョイスや全体のバランスなどよく考えれられ洗練されています。

一方で資材やウェルト周りの安っぽさがどうしても気になってしまいます。
リーガルやスコッチグレインなどとはそもそも方向性が違って、
どちらかというと、アシックスのランウォークをデザイン重視に振った感じの方向性です。
高くておしゃれなランウォーク、といった感じです。


ストレッチスーツなどと合わせて今時なかんじで履くには良いと思います。スーツ以外の私服にも合わせられそうです。
それなりにネームのある生地のスーツと合わせて着るには、ちょっと心もとない気がします。


ちなみにアッパーはアノネイを使用しているそうです。
全体がワックスフィニッシュされているので質感がはっきりわかりませんが、悪くないと思います。ただし良くもないと思います。

日本車と同じで、アッパーなど見える部分にはコストをかけ、裏地や製法などわかりにくい部分はうまくコストカットしています。
5万円という価格が質に釣り合っているかというと「???」ですが、現代的でONOFF使えるデザイン、軽さ、歩きやすさなど今のニーズを的確に捉えた一足だと思います。革靴のこれからの需要はこっち方向なんだろうな、と感じさせます。私としては同価格帯のYANKOをもっとみんなに履いてもらいたいなと思いますが。


ちなみダブルエイチのサイズ感ですが、
US10=JP28.0cm でサイズは丁度良かったです。
基本的にALDENのUSサイズと同じでOKです。
つまり革靴のUKサイズと比較すればハーフアップがおすすめ。
リーガルやスコッチグレインのサイズ表記からは0.5~1アップがおすすめです。
ご参考までに。







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