ジョーワークス ALDEN風

先週末は友人の結婚式に行ってきました。

結婚式は何回出てもいいものですね。
今週末もあるので財政状況がピンチですが。。


下駄箱に入らないほどの靴を持っているのになぜか普通の黒ストチだけはないので、
CARMINAのクォーターブローグを履いていきました。

飲酒して足がむくんでも足が痛くならない、飲み会と相性の良い一足です。
形の美しや歩行しやすさから、カルミナのラスト設計の良さが伝わってきます。


そんなカルミナよりももっとラスト設計が優れていると個人的に思うのが
「JOE-WORKS」です。


最近新しい一足が仲間に加わったのでご紹介したいと思います。

JOEWORKSの公式アカウントにも掲載され、3,000件を超える「いいね」をもらっていました。
アメリカンなテイストのロングウイングチップ。
ALDENにもあるモデルですね。
メダリオンをシンプルなものに変更してもらっただけで、あとは完全にジョーワークスのハウススタイルです。


ワインハイマーとキッドのコンビネーション
ワインハイマーのブラウンってあまり聞きませんが、
御覧の通り密度がありつつも柔らかいとても良い革です。染色はとてもフラットです。

それと、JOEWORKSで取り扱っているキッドレザーは絶品です!
キッドは高級メゾンのローファーや婦人靴に用いられる薄くて強い革です。
ALDENでもキッドレザーを使ったものがありますが、それと比較すると
いかにJOEWORKSのキッドレザーの品質が高いかがわかります。

キッドはJOEWORKSの取扱い革の中でも目立たない存在ですが、
選択する価値はあると思います。いつか注目を浴びるのでは、と思っています。



ソールはこんな感じ。相変わらずきれいな仕事です。


中はこういう感じ。
グッドイヤーウェルテッド製法ですが、ハンドソーン製法のような打跡があります。
機械つり込みを手で修正しながら作っているそうです。
「もうひと手間」というJOEWORKSのスローガンを体現しています。

それがこのつり込みの美しさを作り上げます。
そしてこの曲線が履き心地の良さを生み出します。


どこを切り取っても丁寧な仕事がうかがえます。
ALDENカーフの国内価格と同クラスの価格帯かと思いますが、
靴としての出来は段違いにこちらの方がよいです。

でもALDENにはALDENでしか出せない雰囲気がありますからね。
JOEWORKSは仕上がりが綺麗すぎてラフな格好に合わない気がします。気のせいだと思いますが。


かかとも文句のつけようがない仕上がりです。


カジュアル用ラストのかかともハッキリとしたカーブを描いています。紐が緩くても踵が抜けません。


JOEWORKS、いい靴です。
色々な高級靴を知れば知るほど、JOEWORKSの良さがわかってきました。


コメント

  1. 初めまして。いつも楽しく拝見しております。
    ここ2,3年で革靴にはまり始めた20代です。最近オーダー靴に興味をもちまして、ジョーワークスのオーダーを検討しております。
    そこで質問なのですが、「履き心地」の観点から考えた場合、エドワードグリーンやジョンロブのような英国靴とジョーワークス、どちらが優れていると感じてらっしゃいますか(もちろん足の形は人によって違うので主観で結構です。)?

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    1. はじめまして。しばらく留守にしておりまして返信が遅くなり申し訳ありません。
      主観で構わないという事ですのでそのまま書かせていただきますと、私の場合ジョーワークスの方が履き心地が良いです。
      ジョーワークスに関しては、日本人が英国靴を履いて不満に思うことが多い点(踵の大きさ、土踏まずのホールド感、小指の当たりなど)をうまくリファインできていると思います。履きおろしから馴染みの早さも特徴的です。
      ロブもグリーンも大変良い靴なので甲乙つけがたいと思いますし、それぞれの足との相性で評価も変わってくるかと思いますが、JWは日本の職人らしい細かいところまで気配りされた良い靴だと感じます。

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