ジョンロブイヤーモデル 2020

最近服も靴も刺さるモノがないというか、
定番的なものは一通り揃えてしまった感があります。


買うのは専ら買い足しのようなモノばかり。PT01の紺のスラックスとか、、リングのスーツとか、、
物自体は素晴らしいし、本当に役に立っているのですが、必要に迫られて買っている側面があるので、いまいち心が躍りません。。



そんな中、彗星の如く現れたジョンロブイヤーモデル2020
久々にジョンロブが私の心に直撃しました笑
WARWICKやWOODCOTEに似たデザインで、説明を加えないとその良さが伝わりにくいと思いますが、
一言で言うと、何とこれワンピース(1枚の革)で出来ています!
ぐるりと螺旋状に2周くらい革が回って靴の形を形成しています。
ラストは0018というこの靴専用のラスト。
ちなみに昨年のイヤーモデルも番号は忘れましたが専用ラストだったと思います。
裏はプレステージ同様の仕様。ロゴの下にナンバリングが施されるでしょう。

上から見たらこんな感じ。

↓画像お借りしました

ジョンロブ2009
非常に評価が高かったイヤーモデル2009。2020はこれにかなり近いデザインです。
2020と2009を比較すると巻きが逆になっています。
2009は見事なダブルステッチがのびやかに走り、デザインとして主張しています。
ラストは定番の7000。革はムーンライトカーフという(ほぼ)このモデル用の特別革でした。

2020はステッチの主張は最小限に留め、パーフォレーションで個性を主張しています。
こちらの方が上品で私は好きです。
フィリップ2に代表されるように、ジョンロブの小穴はジョンロブの個性であり、
とても繊細で、品があります。

個人的な感想ですが、イヤーモデルは2009,2010の2年間が当たり年で、10年ぶりにその波が来たと思っています。
2009の時点で33万円くらいでしたので、いくらになることやら見当がつきませんが、
久しぶりに自分の中で興奮を覚えるデザインが現れました。

興味ない人には「一枚革?なにそれ?」って感じだと思いますが、
これをつくる大変さと歩留まりの悪さを考えれば、贅沢で大変優雅なものだと思います。
そして何よりその個性がデザインとして優れているのがポイントです。

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